2003.8.5
updated on 2003.8.22

2003年7月26日宮城県北部の地震の被害について(速報)


7月26日(土)に発生した宮城県北部の地震について、当社では29日(火)〜8月1日(金)にかけてごく概略の調査を行った。その結果について簡単に報告する。

概 要

2003年7月26日(土)深夜から夕方にかけて、一連の地震が発生した。震源はいずれも宮城県鳴瀬町、矢本町、南郷町にかかる内陸の非常に浅い地震であった。主な地震は以下の通り。

・7/26 00:13 M5.6 (前震) 鳴瀬町,矢本町で震度6弱を観測
・7/26 07:13 M6.2 (本震) 矢本町,南郷町,鳴瀬町で震度6強を観測
・7/26 16:56 M5.4 (最大余震) 河南町で震度6弱を観測

これらの地震により、鳴瀬町、矢本町、南郷町、河南町、鹿島台町などに様々な地震の被害が発生した。周辺の町でも被害は発生しているが、特にこの5町に集中している。
地震の規模は比較的小さいが、震源が浅かったこと、また農村部とはいえ比較的人口の多い地域を直撃したこともあり、被害は木造家屋、RC建物、道路、崖崩れ、停電、断水等多様かつ規模も大きいものとなった。
本速報は、短期間の地域的にもごく限られた調査に基づくものであり、内容的に十分に詰められたものではないこと、また、誤解もあるかもしれないことをお断りしておく。

7月26日の地震による被害の範囲(Yahoo!地図情報による)

地震と地震動の概要


被災地の写真(7月29日調査分)

◇ 鳴瀬町の被害状況

◇ 河南町の被害状況

◇ 南郷町〜鹿島台町の被害状況


被災地の写真(8月1日調査分)

◇ 旭山撓曲を巡って


調査メンバー

7月29日(火): 磯山(全般),細倉(地質・地盤),藤田(構造),福島(地震動),石田(千 葉大,建築)
8月1日(金): 真鍋・市川・山田(土構造物),森・川上(橋梁),三村(地震動)





EJEC 地震防災分野のご紹介 へ戻る

エイト日本技術開発トップへ戻る