[KiK-net東成瀬(AKTH04)]
東成瀬村役場より国道342号を東へ5.5kmほど行った地点にある、なるせ温泉付近(国道397号との合流地点)の北側の山の上の広場にKiK-net東成瀬の観測小屋が設置されている。
本震の震度は6強(計測震度6.4)で、強震記録が公開されている観測点の中で最も大きいが、急な崖の上という地形の影響を大きく受けているものと思われる。最大加速度も2500galを越えている。
観測点のすぐ近くには民家はない。国道342号沿いの家屋にも特に被害は見られなかった。
KiK-net東成瀬観測小屋 |
観測小屋横の小屋の階段のコンクリートの損傷 |
観測小屋のある広場から下の国道392号を望む |
国道392号からKiK-net観測小屋の方向を望む |
なるせ温泉付近の民家。特に被害は見られない。 |
同左 |
[K-NET椿台(AKT023)]
上記のKiK-net東成瀬観測点から国道342号を3kmほど南下した椿川小学校にK-NET椿台観測点がある。
本震の震度は5強(計測震度5.2)と、KiK-net東成瀬と比べると計測震度で1以上小さい。
周辺の家屋に特に被害は見られなかった。小学校の北側の墓地2箇所では、いくつか墓石が回転したり東西方向に移動しているものが見られたが、転倒しているものはなかった。
椿川小学校 |
K-NET椿台強震計 |
柵の変形。地震によるものかは不明。 |
国土地理院の電子基準点 |
小学校近くの民家。特に被害は見られない。 |
小学校近くの民家。地震で障子が破れたと思われる。 |
小学校北側のやや高い位置にある墓地(地図中の墓地@)。 |
墓地の基礎に入ったクラック |
小学校北側の国道342号沿いの墓地(地図中の墓地A) |
墓石の東西方向のズレ |