今回の地震で最も激しい液状化が見られた。このエリアは概ね鯖石川の旧河道にあたる。
下図にオレンジ色で示した辺りが砂丘と低地の境界と考えられ、ここから赤線に示すようなすべり(側方流動)が始まっている。緩やかな傾斜になっていて、それに沿っている。砂丘側では被害はほとんどなく、352号線より西の松波3丁目では被害はほとんど見られなかった。また、鯖石川の堤防にも被害は見られない。(Aゾーンの状況)。Bゾーンでも大量の噴砂が見られ、電柱が傾いていた。
今回、松波2丁目で顕著な液状化及び噴砂が見られた割には、住宅への液状化への影響は大きくないように見えた。今後、永久変位の分布や液状化層厚の評価などを行っていく必要がある。