2005年3月20日
福岡県西方沖の地震・被害調査速報
2005年3月20日に発生した福岡県西方沖の地震に対して3月21日か
ら調査団を派遣、被害を調査した。被害調査は現在も継続中である。ここに紹介する被害速報は21日から2日間程度の調査結果をとりあえずの速報としてまと
めたものであり、見落としている箇所、あるいは見誤っている事項などあるかもしれない。あくまで速報としてご理解いただきたい
1.
地震の概要
2005年3月20日(土)午前10時53分頃、福岡県西方沖においてマグニチュード7.0の地震が発生、福岡市など
で震度6弱
を記録した。防災科学技術研究所による余震分布を示すが、震源は志賀島から西方に斜め45度程度に傾いた延長約30kmの断層と推定されている。メカニズムとしては左横ずれ断層。この断層の
内陸側には活断層である警固断層があり、この断層の未知の延長が今回動いたのではないかとも推測されている。