防災に備えた都市公園の実施設計
2013.11.29
公園の風景
山梨県富士川クラフトパークは、県内南部の身延町に位置する面積52.8haの都市公園で、園内には道の駅みのぶも併設した山梨県を代表する県営の都市公園です。
当社では、老朽化した施設を県の防災計画に則した防災機能の向上のためにバラ園及びエントランス棟の設計を行いました。しかし、災害に特化することを避け、公園施設のバリアフリー化や、施設のリニューアル等、平常時の利便性や魅力を高めること配慮しました。
バラ園は、イングリッシュローズ主体の初心者から愛好家まで楽しめる8つのテーマを持つガーデンで構成し、エントランス棟は屋内のレストランや休憩所からバラを眺めることができる空間を創出しました。エントランス棟には個室の授乳室兼フィッティングルームを整備するなど、平常時の使いごごちに配慮しています。
そして、災害時にはバラ園及びエントランス棟が災害時の一時避難場所となります。
(第32回都市公園等コンクール 国土交通省都市局長賞(設計部門)受賞)
整備後は、山梨県や静岡県の県民をはじめ、県外からも大型観光バスが訪れるほどの関東地方有数のバラの名所として、多くの人々に利用されています。
業務名 | 富士川クラフトパーク 公園施設実施設計業務委託 |
場所 | 山梨県南巨摩郡身延町下山 |
期間 | 2013年5月24日~2013年11月29日 |
事業主体 | 山梨県峡南建設事務所 |
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