本橋の道路線形が曲線であるとともに視距拡幅（運転手からの資格を確保するための拡幅）があるため、橋梁形式にはせん断およびねじり剛度の高いPC2径間連続中空床版橋（支間長32.5m、橋長67m）を比較検討の上選定しました。下部工形式には逆T式橋台および壁式橋脚を採用し、基礎形式には浅い深度にて軟岩が確認されているため直接基礎形式を採用しました。また、支持層が良好でかつ下部工高さが低いことから、支承部に免震構造を採用し、地震時に下部工へ作用する慣性力の軽減によるコスト縮減を図るとともに、地震時の安全性能を非線形時刻歴応答解析により設計を行いました。