気仙沼市内湾地区市街地復興~歴史と自然を生かした港町の創造~
2019.3.31
事業完成(引き渡し)イメージ(2019.03)
気仙沼市内湾(魚町・南町)地区は、宮城県と岩手県に跨る気仙地域の社会・経済の中心地で、遠洋漁業の基地・水産ビジネスの拠点として日本各地から漁業関係者が集まる街として栄えてきましが、東日本大震災により甚大な被害を受けました。地区ではかつての賑わいを取り戻すべく土地区画整理事業を中心に復興を進めることになりましたが、高さのある防潮堤は海へのアクセスや景観が損なわれることから、防潮堤をどのような形で整備するか、様々な議論がなされました。
東日本大震災後の復興事業においては、PPP 方式など国県市町村の人員不足を補完するために民間活力の積極的な活用を図る事業手法が採用されてきました。内湾地区でもEJECを含む民間4社が協働する「内湾JV」が被災市街地復興土地区画整理事業のマネジメントを代行し、まちづくりが進められました。
この中でEJECは移転補償や工事計画等の委託業務管理、換地計画や測量並びに審議会等の会議運営等の業務の実施、さらには区画整理の工事管理に携りました。
<整備概要>
- 土地区画整理事業(11.3ha):宅地嵩上げ、道路、公園等都市基盤施設の再配置
- 関連事業:防潮堤の整備(フラップゲート採用、防潮堤と一体となった商業施設の整備)、災害公営住宅整備など
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震災前:2002.08撮影
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震災後:2016.03撮影
*JV(joint venture、ジョイントベンチャー):建設業における共同企業体。資金力・技術力・労働力などから見て一企業では請け負うことができない大規模な工事・事業を複数の企業が協力して請け負う事業組織体。
業務名 | 魚町・南町地区被災市街地復興土地区画整理事業 事業計画等推進業務 |
場所 | 宮城県気仙沼市 |
期間 | 2014年8月~2019年3月 |
事業主体 | 宮城県気仙沼市 |
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