交通規制なしに姫路ジャンクションを3次元で把握(MMS計測)

2020.3.26

  • 車両搭載型MMS外観および計測機器

  • 計測状況(車両走行状況)

  • 計測したランプ周辺の点群データ

  • 計測した既設ボックスの点群データ(点線枠内拡大)

播磨地域における新たな幹線道路計画

播磨地域では国道2号バイパスや国道250号など幹線道路の著しい渋滞により企業の生産活動や観光振興への影響が生じていることから、新たな幹線道路が計画されています。EJECでは計画道路の設計の一部を担当し、周辺状況に応じた様々な検討を進めています。本業務では道路およびインターチェンジ等の予備修正設計を行うため、その前提条件を把握する目的で現地地形や既存道路構造物等の詳細な計測を行いました。

自動車専用道路を止めずに計測

計測箇所は播但連絡道路と姫路バイパスとが接続する姫路ジャンクション周辺です。ジャンクションのランプ部の幅員及び立体交差部(ボックスカルバート)のクリアランスを計測する必要がありましたが、現地は自動車専用道路であり交通量も多いため交通規制を避ける必要性から、⾞両搭載型MMSを使⽤して計測を行いました。
⾞両搭載型MMSにより道路上を通⾏しながら周囲の地形や構造物等の3次元計測を行うことができ、詳細な3次元データを安全かつ効率的に取得できました。

業務名 播磨⻄部地域道路計画修正業務
業務内容 ⾞両搭載型MMS計測 1.11km
期間 2019年5月8日~2020年3月20日
事業主体 国土交通省 近畿地方整備局 姫路河川国道事務所