国道487号 黄幡トンネル
2011.3.30
一般国道487号藤脇バイパス道路改良事業は、現道における線形不良区間、狭隘区間を解消することにより、交通の円滑化及び安全の確保を図るものでした。一般国道487号藤脇バイパスにはトンネルが2本計画されていますが、うち1本(若宮トンネル:当社設計)は施工完了しています。
黄幡トンネルは、南東に突出した尾根部を貫いています。尾根の頂部には墓地がありトンネル周辺には民家が密集しているため、トンネルの施工は昼間のみの一方施工とし、発破の影響が大きいことから機械掘削を採用しました。
地質的には、花崗閃緑岩および花崗斑岩が分布していますが、起点側坑口部および中間部(合計55m)には強風化マサが確認されたため、切羽天端の安定を目的に注入式フォアポーリングによる補助工法を計画しました。特に中間部では谷地形を呈し、15m以下の土かぶりであったため、補助工法に加えて計測B(横断方向地表面沈下測定、ロックボルト軸力測定、地中変位測定)を計画しました。
施設名 | 国道487号 黄幡(おうばん)トンネル |
業務名 | 国道487号(藤脇バイパス)道路改良工事に伴う業務委託 |
場所 | 広島県呉市音戸町藤脇 |
期間 | 2002年6月27日~2002年10月31日 |
竣工 | 2010年10月20日(2011年3月30日開通) |
事業主体 | 広島県呉地域事務所建設局 |
トンネル延長 | 104m |
内空面積(平均) | 65m² |
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