西仲橋(景観意匠設計)
2011.12.27
月島川に架かる西仲橋(橋長39.7m)の架け替えに伴う景観意匠設計業務です。
【設計内容】
- 桁本体の色彩 ・橋詰め広場 ・添加物取付金具 ・桁カバー ・歩道舗装 ・地覆形状 ・高欄
- 横断防止柵 ・親柱 ・照明 ・植栽 ・ライトアップ ・旧橋材料(石材、松丸太)再利用
架け替え前の西仲橋は、昭和31(1956)年に架橋され、橋脚・橋台の基礎として、あわせて70本の木杭(米松)が使用されていました。この木杭は、現在の西仲橋架橋の際に、月島川から取り出し展示するとともに、ベンチとしても再利用しています。また、以前の西仲橋の橋台前面にあった石積みは、擁壁や植栽ますとして再利用しています。
【デザインコンセプト】
地域が有する水辺の魅力を高めること、地域の人々と水辺とのより親密な関係性の構築を試みた。橋は水辺の景観を引き立たせるべく、ヒューマンスケールで繊細、かつおおらかなデザインとしました。橋詰は佇める空間であるとともに、月島川沿いの遊歩道への動線を促す空間構成としました。また、同時に地域が持つ歴史を丁寧に掘り起こし、デザインに取り込むことで顕在化を図り、歴史を継承し未来に価値を引き継いでいくことを目指しました。
路線名 | 特別区道中月第805号線 |
業務名 | 景観意匠設計等委託(西仲橋) |
場所 | 東京都中央区月島三丁目31番先~東京都中央区勝どき一丁目2番先 |
期間 | 2011年5月27日~2011年12月27日 |
事業主体 | 中央区 |
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