エクストラドーズド橋 越谷レイクタウン
2008.5.30
越谷レイクタウンの大相模調節池に設けられる、PC3径間連続エクストラドーズド橋(橋長105.8m)の詳細設計業務を担当しました。
越谷レイクタウンは、河川事業(調節池)と土地区画整理事業による新市街地整備を一体的な事業として行う全国でも初めての事業です。
この調整池を跨ぐF橋梁は、街の玄関口としてシンボル性が求められました。
橋梁形式の比較検討の結果、比較的コンパクトなエクストラドーズド橋が選定されました。
実施設計時の技術的特徴を以下に挙げます。
- 軟弱地盤の側方移動対策として、桁高を抑制しプレロード工法を実施(構造物の施工の前に、地盤に重量をかけて安定させる)
- ニュータウンにふさわしい橋として景観に配慮(主構造形状、橋面工、たまり空間、照明など)
- 多数の添架物(水道管など)を納めるために多主版桁断面を採用
- 維持管理や高耐久性への配慮
- 弾性固定支承による2脚固定採用
- 杭頭変位に有利なSC杭+PHC杭の採用
- 後施工となる推進管施工を考慮したFEM解析の杭設計への反映
ポール照明に替えて、主塔上のフレーム型間接照明柱や、歩道低位置LED照明を採用しています。
完成時には「せいたかしぎ橋」と名付けられました。
業務名 | 越谷レイクタウン地区F橋梁実施設計 |
場所 | 埼玉県越谷市越谷レイクタウン地区(大成町、東町の一部) |
期間 | 2007年11月20日〜2008年5月30日 |
事業主体 | 独立行政法人都市再生機構 埼玉地域支社 |
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