自然環境に配慮した堰堤及び渓流保全工(京都府 坂川)
2010.3.31
施工地及びその周辺には、希少種を含む豊かな自然環境が保持され、また、光明寺をはじめとする文化的景観、里山など美しい自然景観も残されています。地元ではNPOによる活発な環境保全活動も展開されている地域であり、事業実施に際しては、地域の方々やNPOとも連携を取りながら、環境・景観への影響を調査及び配慮しつつ、安心・安全な地域づくりを目指しました。
計画・設計にあたり、以下の点に留意して進めました。
- 自然環境への負荷を極力抑えるため、段階的に工事を行なう
- エノキ、ナラガシワ等の希少動物の食草の伐採を避けるため渓流保全工を蛇行させる
- 生物の生息環境を保全・創出する構造として、多孔質なブロック、緩傾斜構造の落差を採用する
- 平常時の土砂移動や、渓流の連続性を保つため、えん堤に大暗渠を設置
施設名 | 坂川支川えん堤、坂川渓流保全工 |
業務名 | 淀川水系小畑川支渓 坂川通常砂防業務 |
場所 | 京都府長岡京市粟生 |
期間 | 【調査・計画業務~詳細設計業務】2000年度~2005年度 |
竣工 | 2010年3月(2004年度着工) |
事業主体 | 京都府乙訓土木事務所 |
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