小畑川河川再生
2008.12.31
小畑川は延長約15kmの一級河川で、改修後約30~40年が経過しています。そのうち、洛西ニュータウンの建設に伴い河道が直線的に付け替えられた約4km区間で河床低下が進行しており、併せて、河床の単調化や落差工等による魚類等の移動阻害など、生物等の生息環境の改善が必要とされていました。
小畑川河川再生は、河床に馴染みやすい自然素材を用いた簡易な施設(石と木杭の簡易帯工等)で流れの変化と河床の安定化を図るとともに、上下流方向の空間的連続性を回復するため、老朽化した落差工の補強に併せて魚道化することによって河川管理施設の機能確保、河川環境の再生を図ったことが特徴です。
簡易な構造とすることにより変位を許容させ、河床、河岸の多様性を図ることと併せて、川らしい風景を創出することをねらいとしました。
施設名 | 小畑川河川環境再生 |
業務名 | 管内一円単費河川維持修繕1業務委託小畑川地域振興河川業務委託 |
場所 | 京都市西京区 |
期間 | 【概略設計業務~詳細設計業務】2002年11月~2008年12月 |
竣工 | 2010年3月(平成14年度事業着手、落差工16基の内、14基を改修済み) |
事業主体 | 京都府乙訓土木事務所 |
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