漁港岸壁の耐震・対津波設計
2014.12.31
南海トラフによる巨大地震・津波の発生が危惧されている四国沿岸地域では、多数の漁港が点在しており、震災後は水産物の流通機能の早期回復だけでなく、緊急物資輸送など防災拠点としての役割も求められています。防災拠点漁港における対象岸壁について、耐震・対津波性能を照査するとともに、対策工を設計しました。
耐震設計では、レベル2地震動の動的解析(FLIP)を実施し、変形量が許容値内に収まることを確認しました。耐津波設計では、平面二次元津波伝播シミュレーションを実施し、想定津波が来襲したときに岸壁に及ぼす各種影響を評価し、対策工として、斜めアンカー補強工法を採用しました。
施設名 | 安芸漁港 -4.0m岸壁 |
業務名 | 安芸漁港施設機能強化測量設計委託業務 他 |
場所 | 高知県安芸市津久茂町 |
期間 | 2012年度、2013年度 |
竣工 | 2014年度 |
事業主体 | 高知県安芸土木事務所 |
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