土木学会田中賞ダブル受賞
「吉野川サンライズ大橋」「淀川大橋の大規模更新」

2023.6.1

EJECが設計を担当した「吉野川サンライズ大橋」が土木学会田中賞(作品部門:新設)を、「淀川大橋の大規模更新」が土木学会田中賞(作品部門:既設)を受賞いたしました。

吉野川サンライズ大橋

吉野川サンライズ大橋は、2014年8月からEJECが基本設計を実施したものです。
豊かな自然環境や厳しい架橋環境を有する吉野川河口の海上部に「国内最長級のPC連続橋」として美しいフォルムにも工夫しつつ設計施工計画を立案しました。
また、2016年2月の工事開始から2022年3月開通までの期間には、E・Jグループ会社も含めて施工管理支援を行いました。

淀川大橋の大規模更新

淀川大橋は、大阪府大阪市福島区海老江と西淀川区姫里を結ぶ淀川に架かる国道2号を支える橋(1926(大正15)年に架設、L=約724.5m)です。
EJECは点検業務にはじまり、老朽化対策の検討から大規模な更新事業の設計に携わってまいりました。
今回の大規模更新は、建設後100年を迎える通行止め不能な橋梁の200年橋梁化を目指した事業です。主な老朽化対策は、重いコンクリート床版を軽い鋼床版に取り換え桁への負担を軽減するものです。また、空襲被災箇所があった1径間は補修では不足と判断し新品にかけ替えられました。
2017年から2020年にかけて行われた工事は完了しましたが、EJECはこれからも続く点検・維持・補修に貢献できるよう技術力を磨いていきます。

土木学会田中賞とは

土木学会田中賞は「橋梁及びそれに類する構造物の新設又は改築で、計画・設計・製作・施工・維持管理などの面においてすぐれた特色を有すると認められるものについて選考される」もので、昨年度に完成した橋梁の中から選ばれます。

EJECでは、近年2014年度に「太田川大橋」(広島県)、「伊良部大橋」(沖縄県)が、2016年度に「朝明川橋」(三重県)が、2019元年度に「横浜港北ジャンクション」(神奈川県)が、また2020年度には「常磐橋修復事業」(東京都)が田中賞を受賞しております。