LBT研修能力強化プロジェクト
2009.11.30
道路工事は、施工機械を用いて整備するのが一般的ですが、途上国において機械費は工事資金の50%以上を占め、かつ海外からの調達に依存しているため、投資した金額の半分以上が海外に流れることとなります。これに対し、施工機械に代わって、人力を主体として整備する工法としてLBT(Labour Based Technology)が脚光を浴びています。LBTを用いることで、転圧や散水など必要不可欠な少数の機材の調達を除いて、資金の多くが地元に還元されるため、地域における高い経済効果が期待されます。
JICAのパイロット・プロジェクトの一環として、タンザニア国ムベヤ州ムボジ県道を対象に、LBT工法を用いて簡易瀝青舗装工事を行ったもので、行政関係者への啓蒙やLBT技術の普及促進に貢献することを目的としました。延長は1.0km(内、簡易瀝青舗装0.5km、路盤材舗装0.5km)、幅員10mです。工期2か月で施工し、最盛期には約120名/日の労働者が雇用され、完工後は県政府からも感謝の意が表されました。
施設名 | ムボジ県道(ブワワ地区) |
業務名 | LBT研修能力強化プロジェクト |
場所 | タンザニア国ムベヤ州ムボジ県 |
期間 | 2009年10月1日~2009年11月30日 |
竣工 | 2009年12月1日 |
事業主体 | JICA(資金提供) ムボジ県(施工管理) (株)エイト日本技術開発(計画管理) |
施工業者 | S&S社、SANUPE社 |
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