バンコクでの第7回アジア地震工学会議にて
EJEC主催の特別セッション開催

2018.11.29

バンコクで開催された第7回アジア地震工学会議(The 7th Asia Conference on Earthquake Engineering)にてEJEC主催の特別セッションを開催

EJECは、2018年11月22日(木)~11月24日(土)にタイ国バンコク都内で開催された第7回アジア地震工学会議において、ASEANの都市強靭化をテーマとした特別セッション 『Building Disaster Resilient Cities in ASEAN through JICA Project』 を開催しました(11月23日/於:シェラトン・グランデ・スクンビット)。代表取締役副社長 磯山をはじめ災害リスク研究センター、国際事業本部、バンコク事務所メンバーを含む11名が参加しました。

特別セッション「JICAプロジェクトを通じたアセアンにおける災害に対する都市強靭化」の様子

本特別セッションは、本年10月に終了したJICAプロジェクト『アジア地域ASEAN地域強靭な都市づくりに関する情報収集・確認調査』を題材とし、実証プロジェクトを実施している国・地域のカウンターパート等を講演者として招聘し、当該案件の成果についてアジアの防災関係者に広く紹介すると共に、ASEAN地域における都市強靭化の推進を目的としたものです。

日本側からは、JICA 馬場仁志専門員を始め、当該案件のJICA調査団の日本工営(株)深沢信一氏、(株)パセット草野牧音氏、当社の災害リスク研究センター井上雅志が講演を行い、プロジェクトの狙いや目的、成果等を紹介しました。 また、ASEAN諸国からは、実証プロジェクトを実施しているラオス国公共事業運輸省及びルアンパバン州、インドネシア国家防災庁及びデンパサール市に加え、タイ国災害防止軽減局から、実証プロジェクトの成果や各組織における都市強靭化の取り組みが紹介されました。

本特別セッションは、当社が2015年から毎年実施しているアジア工科大学(AIT)との連携セミナーの一環で、同大学が今回のアジア地震工学会議の主催者であることから実現したものです。当日は複数のセッションが並行して行われているにも関わらず、会場がほぼ満席となる約40名の聴講者が訪れ、アジアにおける都市防災・都市強靭化への関心の高さが伺えました。

また、本学会では、当社が招聘した東京大学生産技術研究所・目黒公郎教授がゲストスピーカーとして都市強靭化に関する講演を行った他、当社からは6編の論文発表を行い、企業ブース展示も行いました。

今後は、本特別セッションの開催を通じてより深化したASEAN各国政府の防災関係者、大学等とのネットワークを活かし、アジアにおける防災関連プロジェクトの更なる発掘・受注を行っていく方針です。

  • 特別セッションで開会挨拶を行う磯山

  • 特別セッションの講演者