何を発信するのか
トルコから何を発信するか?これが問題である。ダイアルアップ接続、ローミングサービ ス申込みで疲れてしまって、とりあえず、文章のみ送る、内容はどうでもよい、本日無事調査終了というメッセージだけ送れればよい、という気持ちになってい た。ところが会社の若い人たちが許してくれない。デジカメを持っていけという。もうデジカメを選んで、使い方を研究する気力はない。全ておぜん立てしてく れるのなら、といったら、即日、デジカメを買ってきて使い方を教えてくれた。メモリーカードに蓄えられた写真をPCカードあるいはフロッピードライブから パソコンにとりこみ、メールに添付すればよい。
しかしここで大きな問題があった。デジカメで撮影する写真の密度(あらさ)はいくつか 選べるが、あまり密なものはあつかいにくいし、粗くてもこまる。おのずとハッピィーミデアム、つまり中庸の密度で撮影、保存することに落ち着く。ところが これではファイルとして大きすぎてメールで送ることはできない(出きるが大変時間がかかる)。今回使用したカメラのノーマルモードで撮影、保存したファイ ルは約300から400kbになる。これでは大きすぎるので縮小する必要があるが、よいソフトがない。いろいろ検討してもらって、結局ウインドウズ98に 付属しているフォトエディターというソフトにした。これで50%に縮小、保存すると1/10程度の大きさになった。これなら海外のどんな所からも支障なく おくれるだろう。このソフト、ウインドウズ98パソコンから強引に95のパソコンに持ってきたがちゃんと動いた。
ここまででハード的にはほぼ準備はととのった。あと電源のプラグの問題があったが、こ れは、先に紹介した本で推奨されていた簡易でスマートなアダプターを用意した。2つのパーツからなり手に握れるほどの大きさのもので、たいがいの国の電源 に対応するというすぐれものである(「サスコム」という名称でパソコンショップですぐ見つかった)。それからデジカメの電池(充電式)は2セット、万が一 の予備のメモリーカードをそろえた。これでほぼ問題なかったが、結果として一つだけこまったことがあった。海外のホテルは全体に暗い、そして電気スタンド が簡単に動かせない場合が多い。机にパソコンをおいて作業をしたが、手元が暗くてこまった。手元を照らす簡単なライトがあると便利である。ただしこの場合 複数の電源を使うわけであるから二股のジャックが必要にある。
ギョルジュクの正断層-約2.4mの落ち込み.道路が寸断されている.デジカメのノーマ ルモードで保存すると約350kb、これをウインドウズのフォトエディターで50%縮小したもの.