国道249号線の輪島市町野町曽々木にある八世乃(はせの)洞門で、崖が崩壊した。下図の赤丸のところに位置している。海岸線に沿った浸食崖で、岩倉山の沢筋にあたる。連続するトンネル間の明かり部で、落石対策工が複数設置されている。斜面高は約40〜45mである。
凝灰岩主体である。海側は亀裂が多く、崩壊箇所も相当程度の亀裂があったと推測される。地震により連鎖的な岩盤崩落が起きたと推測される。
既設洞門は斜め上および側方からの衝撃により、柱がせん断破壊している。重力式擁壁は軽微な損傷。崩壊は本震翌日の余震で発生(現地業者談)であり、本震で緩み余震で崩落したと考えられる。
この箇所の復旧は容易でなく、珠洲市大谷方面へは迂回路経由を余儀なくされた。
位置図
説明図
遠景 |
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洞門入り口 |
計測センサー設置状況 |