七尾港

 七尾港のうち、中心市街地に程近い、「七尾マリンパーク」にて調査を行った。
 地震発生後、2週間が経過していたが(4月9日〜10日に調査)、液状化に伴う 噴砂現象の痕跡は残っていた。なお、シルトを多く含んだ砂や比較的荒い砂が噴 いていた。
 噴砂は、随所で発生しており、場所によっては相当量の砂が噴いたようで、地盤 沈下が相当広範囲で発生していた。 また、併設施設の能登食祭市場を取り囲むように、目立った地盤変状が見られた が、雨水管の埋め戻しが原因と見られる。
 七尾マリンパークの広い範囲で、護岸流動によるはらみ出しを伺わせる亀裂 がみられた。また、護岸自体に亀裂が入ったものや、継ぎ目部分で、剥離が発生 しているものも見られた。





能登半島地震被害調査報告トップへ