近赤外マルチスペクトルデータ解析画像

2023.1.5

緊急時でもUAVで3次元でデータを取得し、災害発生を予測

火山の噴気地帯における解析画像(動画)1min.23sec.

近赤外マルチスペクトルカメラを用いて、火山の噴気地帯を動画撮影し、撮像を解析した結果です。
このカメラで撮影/計測した波長データを、画像解析を用いて肉眼が検知できる波長帯に置き換えることにより、湧水、熱水の噴出源、表層土壌の水分状態などを可視化できます。

(撮影地:霧島火山群硫黄山)

 近赤外波長領域には、水の分子運動に対して顕著な吸収スペクトルを示す波長帯があります。この波長帯を使って計測を行うと、肉眼・可視光では検知することが難しい水の物性情報を得ることができます。
 計測波長の反射強度比を適切に解析することにより、水分の分布領域だけでなく水分量の半定量化が可能になります。
 当社では、近赤外マルチスペクトルカメラやハイパースペクトルカメラを用いた土壌水分状態の把握手法とその適用化を進めています。