インフラ包括管理に取り組んでいます

2024.7.25

兵庫県川西市では「ニュータウンの課題解決を目指すインフラ包括管理の導入検討調査」を行うため、公募型プロポーザル方式で事業者を募集していました。この度、事業者として当社が特定され、業務に取り組んでいます。
本業務は、インフラ包括管理の導入に向けた実証事業を含む検討調査であり、国土交通省の「令和6年度先導的官民連携支援事業」の採択を受けて行われます。

業務内容は、⑴インフラ包括管理の導入検討調査、⑵橋梁定期点検(6 橋)、⑶橋梁補修設計(4 橋)の3業務で構成されており、⑵と⑶の橋梁点検および補修設計業務を進めながら、⑴のインフラ包括管理の導入に向けた実証を行い、川西市の特性を踏まえたインフラ包括管理のスキーム等を検討するものです。

全国的にインフラ包括管理の検討が進む中、川西市の特徴的な点は、インフラ施設の補修・更新等の財源を捻出するための方策として、市が所有する遊休不動産を地域課題解決のために活用し、その活用収益をインフラ管理の財源に還元するなどの方法を検討することにあります。業務内容の⑴には「インフラ管理の財源捻出と地域課題の検証」という項目が含まれており、市が所有する遊休不動産の活用を実証するものです。遊休不動産の活用は、国土交通省の進めるスモールコンセッションの流れを受けた取組であり、インフラ包括管理とスモールコンセッションを組み合わせたモデル事業としても注目されるものとなります。
実証事業においては、当社の強みとして、グループ会社のノウハウ・実績も活かし総力戦で対応することを提案し特定されました。

プレゼン終了後に庁舎の前で撮影、特定を確信した全員の笑顔

実証事業の取り組み提案