びわ湖を中心とした広域的景観形成のための調査分析

2014.3.25

作品集:びわ湖を中心とした広域的景観形成のための調査分析

滋賀県では、びわ湖辺から対岸の山並みを眺望する等、びわ湖を中心として視点場と視対象が複数の市町村に跨る「広域的景観」を望むことが出来ます。しかし、広域的景観は複数の市に跨るため保全するルールを各市が策定することが難しく、湖辺に大規模な建築物が立地し対岸への眺望を阻害する等の問題が発生する恐れがあり、対応する必要がありました。
そこで、びわ湖の風景を描いた絵図や写真の分析や県民へのアンケート調査等から、びわ湖を中心とした広域的景観(20景)を抽出した上で、湖辺等に立地する建築物・工作物等の「規模」「色彩」「形態」に着目し、広域的景観シミュレーションを行い景観形成基準(案)を検討しました。
さらに、この基準(案)を今後県内の市町が運用していくための課題を整理するとともに、滋賀県と県内市町が組織する「滋賀県景観行政団体協議会」の今後の運営方針として、全県一体となって段階的に景観保全に向けた取組みを進めていく方法等の課題を整理しました。

業務名 びわ湖を中心とした広域的景観形成に向けた調査検討業務委託
場所 滋賀県内
期間 2013年6月28日~2014年3月25日
事業主体 滋賀県土木交通部都市計画課