福山港 国際コンテナターミナル整備
2010.3.31
2005年に広島県東部の国際物流拠点(対中国・韓国)として、福山港国際コンテナターミナル(第1バース)が完成し、さらなる貿易取扱量増加のため、西側に第2バースが計画・増設されました。この岸壁の基本・細部・実施設計を行いました。
- 本体構造はジャケット式で係留施設としては広島県内初
- 軟弱地盤対策として地盤改良(SCP)施工
- 埋立土には水砕スラグ使用(近接するJFEスチールから安価に入手)
- 上部工にはプレキャスト版を使用。ジャケット工法とともに工期短縮に寄与。 施工期間は約2年
- オール先行杭式は全国でも特異な例
- 将来を見据え、ガントリークレーン2基(30.5t吊り)同時載荷体制での検討も実施
規模の違う3タイプのジャケットを3次元フレーム解析にて、詳細部材を決めることに加え、精度を要するガントリークレーンレール基礎設計等に苦労しました。
施設名 | 福山港箕沖地区-10m岸壁(第2バース) |
業務名 | 重要港湾 福山港港湾修築事業に伴う業務委託 |
場所 | 広島県福山市箕沖 |
期間 | 2008年度、2009年度 |
竣工 | 2011年3月 |
事業主体 | 広島県東部建設事務所 |
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