導水路トンネルとの近接交差 八幡浜道路 千丈トンネル

2010.3.31

作品集:八幡浜道路 千丈トンネル

八幡浜道路に計画されている2本の連続トンネルの詳細設計を担当しました。
トンネル坑口に大規模地すべりブロックが存在すること、トンネル中間部で南予用水道水路トンネルと離隔10mで立体交差することが大きな課題でした。
そこで、対策工の比較検討を行い、集水井による事前の水位低下による斜面安定向上を図るとともに、斜面形状やトンネル掘削影響を考慮したアンカー工計画を採用し、またトンネル補助工法を選定しました。
導水路トンネルとの近接施工は三次元数値解析により掘削工法、対策工を検討した結果、トンネル断面を早く安定させる「早期閉合」による計画としました。
施工時の計測計画では、導水路トンネルの挙動に対して管理値を選定し、綿密な管理案を提示しました。
施工に際しては、切羽観察補助業務を通してトンネル地山判定委員会をサポートし、最適な支保構造を選定しました。
その後、電気通信施設の設計も担当しています。

路線名 国道197号(八幡浜道路)
業務名 地高道改第8号測の3(国)197号(仮)千丈トンネル、(仮)松柏トンネル設計委託業務
場所 愛媛県八幡浜市
期間 2008年8月~2010年3月
事業主体 愛媛県
施設内容 トンネル延長:L=1,809m
総幅員:W=10.5m
内空断面積:A=62.3m²